新婚旅行は、南九州へ行きました。初めて乗った飛行機やホテルも、新婚旅行のカップルだらけだったことを昨日のように覚えています。 以来子供ができ毎日の生活に追われ大変だったけれど、家族旅行にはよく行きましたよ。

なかでも日本海側の新潟、富山、石川には夏の海水浴にも行ったので思い出がたくさんあります。
「金沢」は加賀百万石の文化のまち、当時は子供に振り回されて加賀友禅や金箔などには目もくれず、加賀鳶の妙技に子供たちの目が輝いたことが懐かしいですね。 北陸新幹線が金沢まで開通したと聞きましたので、「新幹線」に乗って、夫ともう一度「金沢」へ行ってみたいと思いました。

でも、夫が「車いす」生活なので「旅行」なんて「夢物語」とあきらめていました。

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なんとなく、金沢への「夢物語」を主人の入居している「介護付き有料老人ホーム」の介護士さんに話をしたところ、「夢物語が実現するかも」と介護旅行を専門としている「みらいさいトラベル」を紹介してくれました。

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「みらいさいトラベル」に相談をすると、担当者が夫の入居している「介護付き有料老人ホーム」までわざわざ行ってくださり、夫の状態を担当のケアマネージャーさん達としっかり話をしてくれました。主治医の同意もいただき、何度も何度も打合せをして、ついに私たちだけの旅行は「現実」となりました。

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当日は

夫の入居している「介護付き有料老人ホーム」まで、介護タクシーが迎えに来てくれました。私たち夫婦、介護員さん(ケアサポーター)と添乗員さんの計4人の「旅」が始まりました。

「松本駅」までは、介護タクシーで行き、夫は車いすに乗ったまま「松本駅」から、特急の「ワイドビューしなの」に乗りこみました。日本三大車窓の一つ姨捨の景色を見ながら「長野駅」に到着、いよいよ待望の「北陸新幹線」へ乗車します。 駅の乗換や乗継も介護員(ケアサポーター)さんがアシストしてくれます。「ワイドビューしなの」「かがやき」の座席も車いす用の座席が確保してあり快適でした。添乗員さんは、事前にエレベーターや改札に先回りして切符の心配もせずにすむ。列車の車いす用の座席や車内でのトイレの状態など実によく知っていて、最初は介護員さんだけでもとも思ったのですが、添乗員さんもお願いしてよかったです。 あっという間に金沢に到着しました。 快適すぎてもっと乗っていたかったのですが…(笑)

kotoji2「金沢駅」からは介護タクシーでまず「近江町」の市場へ行きました。ちょっと腹ごしらえをしてから「兼六園」へ行き、新緑の庭園を車いすでゆっくりまわりました。夫の車いすは介護員さんが押してくれましたので、私は添乗員さんの案内に耳を傾け大満足でした、近くの「加賀友禅伝統産業会館」に移動し、以前から興味のあった「手描き友禅」体験をしました。主人はあまり興味がなかったようですが…。 私はここでも大満足。

あっという間の「金沢」でした。夫の介護に不安を感じていた旅行前が嘘のようです。

帰りも同じように新幹線と「しなの」を乗りついで「介護付き有料老人ホーム」まで帰りましたが、このまま旅をつづけていたいと思うほど楽しい時を過ごしました。

「夢物語」が「現実」になった瞬間でした。

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sigure2夫も「旅」がよっぽど楽しかったのか、私が夫のもとへ行くたびに「金沢」は楽しかった「今度は泊まりで、能登半島に行ってみたい」と言うようになりました。次も「みらいさいトラベル」にお願いをするつもりです。

えっいくらかかりましたか? えぇ思ったよりはずっと安かったです。 出発から帰着まですべてかかった費用は、約12万円、確かに日帰り旅行には、高いかもしれませんが、私も楽しめましたし、何より夫が本当に楽しんでいたことです。本当に久々にみる笑顔でした。この笑顔は、お金には変えられませんね。

(写真提供:石川県金沢城・兼六園管理事務所)